腰痛肩こり睡眠でお悩みの方へ

質の良い睡眠のためにいまできること(改善方法)

質の良い睡眠のためにいまできること(改善方法)

睡眠の質を良くするには、いくつか方法があります。

就寝前は心身のリラックスを

ストレッチをして体をほぐします。そして、ハーブティーで身体を軽く温めます。ハーブティーは香りも良く、眠りとの相乗効果が期待できます。また、ラベンダーなどのリラックス効果が高いアロマをたくと、嗅覚が直接脳を刺激して緊張がほぐれます。このような、いわゆる「スリープセレモニー」を導入して心身ともにリラックスさせることも効果的です。

就寝にあたっては自分にあった寝具環境を作ることを

身体の負担が一番少ない姿勢で寝ることのできる寝具環境を整えます。枕の高さやマットレスの硬さは、その人によって異なります。また、掛布団も人によって体感温度が違うので、自分に合う種類の布団を選ぶことや使用方法も重要です。

自分に合っていない枕や敷寝具で寝続けてしまうと、自分の寝姿勢を寝具に合わせて寝ることになってしいます。その結果、負担の多い姿勢で寝ることになり、肩こりや腰痛、眠りが浅い、しびれや頭痛などを引き起こしてしまいます。

また、掛布団も睡眠の質に影響します。寒い時期に自分の体感温度と異なる掛布団で寝てしまうと、寒すぎたり暑すぎたりして熟睡できなくなります。例えば、暑がりの人や、気密性が高い住環境にいる人が、一般的に「冬掛け」と言われている1.2キロの羽毛布団で寝ると、暑すぎて汗をかき、眠りが浅くなります。

人の身体と寝具の間の環境を「寝床内気候」と言います。寝床内気候に適した温度・湿度を保つことが良い睡眠につながります。反対に寝床内気候のバランスが崩れてしまうこと、睡眠の質が低下してしまいます。が、枕・敷寝具(マットレスを含む)・掛布団の全てで自分にあったものを選んで寝ることができれば、睡眠の質はぐっと上がるでしょう。

とはいえ、そこまでの知識を身に付けるのはなかなか難しいのが現状です。しっかりと相談に乗ってくれてパーソナルフィッティングしてくれるプロに相談して、自分の身体に合った枕やマットレスを選んでもらうことが、自分自身の質の良い睡眠への近道です。

起床時は日の光を浴びて体内時計を整えて

人間の身体は、日の光を浴びることで体内時計を整えています。起きた時に日の光を浴びることができないと、すっきり目覚めることが難しくなります。日の光を浴びることができない環境にいるときは、テーブルライトでも良いので、光を浴びて体内時計を整えましょう。

また、なかなか難しいかもしれませんが、朝起きる時間も一定にすると、体内時計が狂うことが少なくなるので、朝すっきり目覚めることができます。お休みの日に寝だめし過ぎてしまうと、この体内時計が狂ってしまいます。とはいえ、もしも疲れがたまってお休みの日に少し長く眠りたい時は、いつもの睡眠時間よりプラス2時間くらいでおさめておきましょう。